戦略的事業撤退
![]() |
撤退という視点が良い |
事業撤退というホットイシューに的を絞ったタイトルがいい。
ただ、内容は経営戦略論のテキスト的な感がする部分もあり、
そういう視点で見ると、戦略論を特段掘り下げているわけでもなく、
物足りなさを感じる。
経営学的用語も頻出するが、読者のターゲットが読みにくい。
それらの用語が分かる層には、内容は物足りなく感じるだろうし、
分からない層には、それらの言葉が頻出するだけでわかりにくくなろう。
ポイントは素晴らしいと思うので、そういった点が残念。
![]() |
内容よりも本のタイトルがうまい! |
まさに時代にあったタイムリーな本のタイトルだと思います。
しかし、テーマが良いにも関わらず、他の戦略本やMBA本をなぞったような内容だったのが残念です。専門用語や知識は多数紹介されていても、いかに応用させるかという視点が不足していると思います。
MBAホルダーが注目されて多くの著作を出版するため、専門用語や知識を記載するだけの著作では、目新しさがなくなってしまったのではないでしょうか。
そのような中で参考になったのは、撤退業務はミドルに推進させるというところです。撤退業務を経験させることで、新しいキャリアをつくる機会を与えられるという論理は、今後活かしてみたいと思います。
![]() |
戦略的視点・・・しかし |
事業撤退に焦点を置いて、戦略的視点で述べられている良書。論理だって話が進み、実例もまじえて説明して好感が持てる。ただ、筆者も感じているとは思うが、戦略的視点をもつだけでは事業撤退が成功するとは思えない。戦略的視点を意識しつつ、より個別事情・能力を考え自分がどのように行動するかを考える必要があるでしょう。しかし、この本は題名からも戦略レベルに絞った話なのでこれはこれでいいと思う。


