経済・経営のための統計学
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中途半端 |
前半と後半に分かれており,前半は統計の基礎を,後半は研究への応用という構成になっている.それはそれでいい.
しかし,前半は理論的な背景の説明が不十分なだけでなく,Rによる実例も少ない.後半は研究云々というには簡単すぎる内容で,実に中途半端な内容だ.
特に,Rに関する解説は申し訳程度であると思った方が良いだろう.巻末に各種分布の数表などが載っているが,そういうことをするくらいならRでこの値を求める方法を丁寧に説明した方がよかったのではないか.
学生が,これを用いて自分で様々な経営・経済の分析を試みることができるような本を期待していたが,少々期待はずれだった.
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学会発表向け |
経済・経営学でのケースが扱われているのが、これは最先端の研究の成果だと思った方がいいだろう。経済・経営の大学院生や経営工学科の学生にっとっては学会発表などに役立つと思う。ここで扱われている手法が経済・経営の学部生には高度なものだと思う(経営学部では、ベイズやロジット分析、因子分析はさることながら分散分析も扱わないことが多い)。これら学部生の場合、使う手法はクロス集計など比較的簡単なもので事足りることが多いのだが、こうした基本的な手法の例が本書にはない。一般の経済・経営の学部生の統計学、数学のレベルは本書より基本的なレベルだと思う。また、応用編では実データが出てくるが、こうしたデータの入手も難しさに触れていないのは気になる。


