複雑適応系リーダーシップ―変革モデルとケース分析
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なかなか素晴らしい・・・ |
組織革新のリーダーシップ理論としては,本書の「複雑適応系リーダーシップモデル」は素晴らしく,成功企業や失敗企業の分析をきわめて容易にさせる。たいへん勉強になった。
しかし,リーダーシップのタイプに「ゆらぎ」があるからといって,それを「複雑系」と名付ける必要があったのか,また本書の半分以上がケースの記述であり,もう少し軽くて短い本にならなかったのか,という疑問は残った。
全般的には組織革新の理論を知る上で,たいへん役立つと思う。
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理論というよりアナロジー? |
理論的というよりは、複雑系のアナロジーを用いているだけのような気がする。
また、ケースも説得性を持つには??が残る。
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複雑適応 |
複雑系の視点から変革型リーダーシップについて考えた本です。
リーダーシップのトップとミドルのリンケッジやプロダクト・ライフサイクルとリーダーシップ・スタイルの適応関係など、シンプルながら新しい視点を提供していて、読んでいて新しい発見があり勉強になりました。先行研究のレビューも的を突いていて、かなり切れ味鋭い指摘もいくつかありました。いい研究だと思います。
改善したほうがいいと思う点は、分量にしては価格が高い気がすること、複雑系を若干強引にリーダーシップ論に結び付けている感があるのが目についたこと、そしてなりより、内容の難しさがあると思います。いろいろな概念定義が出てきて一読しただけではよくわからないと思います。そのわかりにくさを改善すればもっと広く受け入れられるのではないかなと思います。
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よくできた組織モデル。でも「複雑系」とつける必然があるかというと… |
私はいっときの流行が終わったこの頃になって「複雑系」に興味を持った者です。この本は、扇風機にまで1/fゆらぎ関数が取り入れられたあの頃に書かれており、私は後出しじゃんけんみたいに流行の過ぎ去った後で読んだことになるのでしょう。
ただ、冒頭と結びにみられる複雑系についての著者の解説は簡潔かつ真面目なもので、ビジネス書に流行を取り入れた本とははっきり異なることを示しています。
トップ−ミドルの2[〜多]層構造の組織戦略の意思決定モデルに「正統性」と「逸脱」の「ゆらぎ」を組み込んだところは創見だと思うのです。また野中郁次郎や木晴夫批判も私には目新しかったです。ケーススタディもカッチリでした。
複雑系と付けると引く人が多く、読者が減る気がします。もっとネーミングに工夫したらいいのかも。あるいは逆に、遺伝子の複製や変異といった複雑系の議論が取り扱うメタファーを使って説明したらいいのにと思う場面がたびたびありました。
著者の叙述スタイルはあくまで経営学者のスタンスを堅持しますが、まっとうな議論とモデルのスパンの広さには卓見を感じました。戦略組織論をまじめに、いくらか幅広くフォローしたい方には本書を薦めます。複雑系をビジネスに持ち込んだらどうなるの?という興味の方にはアクセルロッドの『複雑系組織論』(ダイヤモンド社)を薦めます(この本のタイトルっぽいことがはっきり書いてある本です。)
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21世紀の科学 |
米国のサンタフェ研究所に代表される複雑適応系は、21世紀の科学概念といわれている。かかる概念は、本書のように、経営学分野はもちろんのこと、生物や数学等、あらゆる分野での援用が可能である。本書は、企業変革に成功したケースについて、これまでの経営理論のみからではなく、複雑適応系という概念からの分析が非常に興味深い。



