戦略経営に活かす 仮説検証のノウハウ・ドゥハウ
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困った本 |
「仮説」は自然科学における理論構築の一方法であるので、その言葉を企業経営という社会科学に援用して使うにはそれなりの手続きが必要であろう。著者は「仮説」を始めとして殆どの言葉(term)をきっちりと説明しないまま、次々に別の言葉に乗り換えて読者を幻惑することで紙数を稼いでいる。例えば「仮説設定・検証は企業遺伝子を診断し、未来の遺伝子を創造することで、仮説自体が企業遺伝子だ」と述べているが、まともなコンサルタントはこのような論理的でない文章は書けない。全編この調子で言葉が空中浮遊しており、真面目に何かを読み取ろうとする努力は必ず裏切られるだろう。新興宗教の教祖が販売する怪しげな健康食品のような罪作りな本である。
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概念の整理 |
仮説検証は、経営コンサル系で利用される手法だが、経営コンサル系に限らず、変化の激しい現代のビジネス・シーンに必須の技術としても認識されつつある。
仮説検証では、問題/危機/当事者意識から「変化を把握」し、ゼロベース/フレームワーク/オプション思考という仮説三思考から「仮説を設定」する。その後、変数/ファクト/軸/プロファイリングという検証要素から「情報の収集・分析」を行い、コーチングを通して「仮説を実行/精緻化/修正」して、スパイラルアップをしていく。
仮説思考は、結論(解決策)とその理由の「仮説」を導きだし、スピーディにプロセスを実施する−−これが仮説検証的手法の本質であると浮かび上がってくる本である。その意味では、概念の整理に適していると思う。
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ビジネスマン必読! |
仕事をしていていつも思うのだが、「守り」に入っている人(自分も含めて)があまりに最近多い。「もっと試さなきゃ」、「もっと挑戦しなきゃ」と口では言ってみても、あるいは本当に思っていても、行動に移せない。「ま、とにかくやってみよう」というのがこの本でいうところの「仮説・検証」であるが、それを裏打ちする理論が「仕組みづくりのノウハウ」として詳細に解説されていて非常にわかりやすい。仕事の進め方においてある種「目からウロコ」的な改善をきっともたらしてくれると思う。おすすめです。出来れば、会社なり部なり課なりの、一緒に仕事をしている者同士で回し読んだ方が効果が上がるでしょう。
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ビジネスの閉塞感を突破するノウハウが満載 |
IT革命の進行する中で、HowからWhatへの転換が求められている。しかしながら、溢れる情報の中、突破口が見いだせず、右往左往しているのが実体。実は、これは、マーケットに対し自分なりの視点ないしは作業仮説が無いのが根本原因。目標が与えられれば、解決に向かってhowする知識も技術も十分に持っているビジネスマンにお薦め1冊。


