ストレス一日決算主義
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身近な産業医としての山本先生について |
「どうです。お変わり有りませんか?」先生の口から出た初対面の時の言葉でした。目を見据えてゆっくりとお話になる姿は本書での語り口と寸分違わぬものでした。(へぇ〜、これが山本先生か!というのが正直な感想です。)
さて本書では豊富な体験から、堅苦しくなく平易で理解し易い言葉を選びながらも、現実に「ストレス」とどう向き合っていくかが書かれています。ご自身の体験・失敗談を交え、医者と言えども私達と同じ様に「ストレス」を感じ、それをどの様に解消しているかが語られています。
英語では「生活・人生・命」−これらは全て"Life"の一語で表現されている意味を含め、「一日決算主義」の考え方や、変更出来ない「過去や他人」に囚われず「変更可能な対象」について目を向け、結果として「自分を変えていく事の重要性」が心から理解出来ます。
「疲れているあなた」にとって一見の価値があると断言します。
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今日のストレスはその日のうちに解消しよう |
筆者はメンタルヘルスセンターに勤めるカウンセラー。その経験を通じて学んだストレスの予防法を書いている。この本が非常にわかりやすいのは仕事とストレスの関係、心と体の関係などを実際、診療に当たった人々の事例を通じて報告しているからだろう。
メンタルヘルスの特徴は過去や他人に目を向けないことだという。なぜなら、どんなに頑張っても過去や他人を悩みとする限り、症状を改善することができないからである。よって、変えることができるのは自分自身であり、自分自身の何を変えるべきかを考えることが重要だというのだ。そこで、筆者が主張するのはストレス一日決算主義を実行しようということ。ストレス一日決算主義とは今日のストレスをその日のうちに片つけてしまい、翌日まで持ち越さないようにしようという考え。どうすれば、そんなことができるのか。それは、毎晩眠るときに、今日はいい一日だったと思い、起きたときに今日はかんばるぞと思える生活をすごすことである。そのための、10か条を提供している。誰もが実行できる10か条である。
この本は筆者がおそらく患者に話しかけるように書くことを心がけているのだろう。わかりやすい。このようなわかりやすい説明をできる専門家は、これからの時代に求められる。本書を手元においてストレスを感じたときや悩みができたときに見直せば、きっと自分にあてはまる事例が見つかるだろう。

