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ザ・ブランド―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略

ザ・ブランド―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略 人気ランキング : 148,659位
定価 : ¥ 2,625
販売元 :翔泳社
発売日 : 2001-11
発送可能時期:通常24時間以内に発送
価格: ¥ 2,625
読み応えはあったけれど、取材のつっこみがモノ足りない

 欧米で確固たるブランドを築いた企業のそれぞれの物語です。
 一つずつの企業を深く紹介しており、読み物として面白く、それぞれの創業者がいかに考え、そしてそれらのブランドがいかに性格づけられていったかが理解できて面白い。
 ただし、本書に納得できたかと言えばそうでもありません。
 たとえば、スターバックスの項では、その大部分が「スターバック成功物語」(日経BP)とかぶっており、そのダイジェストに最新の後追い取材が加えられているという感が否めません。
 つまり、取材をしたという深く突っ込んだ形跡が見られないのです。
 その企業の資料を片っ端から集めて、時系列でつなぎなおし、時にその業界の時代背景を紹介し、ブランドに関わる部分だけをつなげて紹介したという感じで、表面をなでたという感じです。
 たとえば、スターバックスに関しては、同社でブランド管理を担当していたスコット・ベドベリ氏が、そのブランド哲学について、「なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?」(講談社)という書にまとめています。このように内部にいた人間がブランドを維持するために、どんな哲学を持って何をしてきたか。そしてブランドの危機に直面する事件が起きたとき、どんな考えでどう対処したかということを語っている方が、圧倒的にリアルに感じられます。
 過去の資料を中心に構成するだけではなく、もっと当事者に取材をかけて、リアルな声が拾えていたら、もっともっと面白い本になっていたと思います。
 以上、マーケティングに携わる仕事をしているモノからの感想でした。

509ページにわたる大冊ですが

私にはあまりなじみのない「ウェッジウッド」や「ハインツ」、「エスティ・ローダー」、「マーシャル・フィールズ」の4社の歴史を知り、この本のテーマである「ブランド」力のある企業の奥深さを実感できました。
509ページにわたる大冊ですが、内容が示唆に富み、6人の起業家の生い立ちと創業した会社(とその商品)がいかにして「ブランド」になりえたかを豊富な資料を駆使して説明しており、一気に読み終えることができました。

読み物としても面白い

「ブランド」とは何か?
それを確立し、守るための手法は?
等々
各ブランドの確立までを、楽しく読み進むうちに「ブランド」についてのさまざまなことが学べる。
堅苦しそうな広告やマーケティングの本を読んで挫折した人も、この本なら容易に読め、かつ学べることが多いでしょう。

顧客志向がビジネスを成功に導くことは歴史が証明してくれる

ビジネス書としては、ボリュームのある500ページを超える本書だが、非常に読みやすく、その厚さに臆することはない。実際、私などはその面白さに3日で読み終えてしまったくらいだ。
内容としては、18世紀のウェッジウッド(陶磁器)、19世紀のヘンリー・ハインツ(加工食品)とマーシャル・フィールド(百貨店)、そして、20世紀のエスティ・ローダー(化粧品)、ハワード・シュルツ(スターバックス)、そしてマイケル・デル(デルコンピュータ)といった6人の起業家たちと彼らが起こした企業、ブランドを、歴史的に振り返りながら、変化する時代の中で、起業家がいかにチャンスをつかみ、つかんだチャンスを持続しようとしたかに着目している。彼ら6人に共通するのは、経済的、社会的変化が顧客のニーズ!にどんな意味をもつかを本能的にとらえ、常に顧客に目を向け、顧客に耳を傾けることで、彼らが期待する以上の商品、サービスを提供するブランドを築き上げ、それを維持する組織をつくりあげたことだ。時代背景が変わっても、成功する起業家は、需要サイドに目を向け、顧客との相互コミュニケーション、相互学習によって成功を勝ち得ている。
18世紀のウェッジウッドが、自社の製品を買ってもらいやすくするために、マーケティングな視点で、ターゲットセグメントを行ない、クチコミを誘発したり、それまで存在しなかったショールームをつくったりしたなどの話は非常に興味深かった。ずっと昔にドラッカーがマネジメントの概念を発見したことを今まで先見的だと感じていたが、実際の歴史の中では、それをマネジ!メント、マーケティングだとも意識することなく、実行していた起業家たちが存在していたのだ。このことは大いに驚きであると同時に、それを可能にした「顧客志向」のビジネスにおける可能性を再認識させてもらった本だ。文句なしにいい本です!

すごい本

すごい本です。ケーススタディでは触れられる事が少ない
時代時代の経済状況・文化、それに加えて創業者達の人生が
つづられています。
一般に、ビジネス本は良い時のことしか取り上げない事が多いですが
この本は、創業者とその家族の一生と、会社の長い歴史を走馬燈の様に
眺めることができるので、大河小説を読んでいるみたいでした。
30年後、万が一、この本が改訂されるとすると、どんな会社が
リストアップされるんでしょう・・・。
起業家たらんとする人(今は会社勤めでも!)は必読!!

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